フルオーダーで名刺デザインを依頼するポイントとは?

名前や連絡先情報だけ伝えてあとはかっこよくよろしく、
ではいい名刺はできあがりません。
ビジネスの最前線で使用する名刺だからこそ、デザイナーとの綿密な打ち合わせが必要です。

名刺をフルオーダーでデザインしてもらう時に伝えなければいけないポイントを
3つに分けて解説します。

 

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今のwebサイトをスマホサイトに対応するための3つの道筋

会社のwebサイトをスマホでも見やすいようにするためには、レスポンンシブサイトにすることが主流となりました。
Googleの検索エンジンでもモバイル対応されているかどうかインデックス時にチェックされます。
でもまだまだ自社のwebサイトがパソコン専用のまま、という中小企業さんは多いです。webサイトをスマホ対応させるためにはどんな方法があるのでしょうか?

3つの方法をピックアップしてみたので参考にしてみてください。
(基本的に外注で作ってもらう方法です。)

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ユニークな名刺デザインで差をつけよう

なぜユニークな名刺が良いのか、下記の記事も参考にしていただきながら
ビジネスを加速させるために名刺がどのように活躍するのかをお伝えします。

ユニークな名刺がビジネスを加速させる理由

まず誤解してはいけないのは、ビジネスにおいて自分が思うかっこいいデザインやおしゃれなデザインは目的の一つではありますが他にも重要なことがあるということ。

名刺の目的は重要度順に主に3つです。
1、あなたの思いの実現
2、出会いを印象付け次につなげる
3、ブランドイメージの構築

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名刺のデザインちゃんとやっておけば良かった…!と思った瞬間TOP3

事業始めたばかりだけだから、まだ名刺は手作りでいいかな、、、なんて思っていた人や、それほど名刺デザインに力を入れていなかった人が、ちゃんと個性的な名刺を作らなきゃ!と思うようになったのにはどんなきっかけがあったのでしょうか?

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インパクト=奇抜な名刺デザインではない

名刺デザインのインパクトで相手の記憶に残す。
それは目指したいですが勘違いしてはいけないのがインパクトであることと奇抜であることはイコールでないということです。

印象が異なるとマイナス

安心感を持ってもらいたい業界、例えば医療や介護などで、他社と差別化したいと思ってドクロマークのデザインをすると目立つかもしれませんが印象は最悪ですよね。
狙ってやることもできなくはないですが、意味合いをうまくもたせたとしても第一印象の悪さはぬぐえないでしょう。
自分たちがどう見られているのか、業界がどういう位置づけなのかをちゃんと意識することは大切です。

 

 

相手と自分のイメージを合わせる

相手が自分たちのことをどう思っているのか考えたことはありますか?あるいは自社をどう見られたいのかちゃんと設計していますか?
自分たちからと相手からの印象や目指す方向をできるだけ一致させることが肝要です。

そうすることで、ただ「目立てばいい」という発想から

「ポリシーに沿って気持ちよく目立つ」という発想に変わっていきます。

シンプルなデザインはうまく言い表す

シンプルな良いデザインはうまくみんながなんとなく思っていたり気づいていないけど確かにそうだな、というものを短い表現で言い表します。それは奇抜でないとしても相手の記憶に残りますし、自信を持って伝えられるメッセージとなるでしょう。

 

他社と差別化し、特徴をしっかり出すことは大切です。しかしどう見られているかをちゃんと意識しないと悪い印象を与えかねないので注意が必要ですね。

 

 

シンプルなデザインでインパクトを。
ユニークな名刺で記憶に残るマジマジ。

 

ユニークな名刺がビジネスを加速させる理由

名刺をうまく活用すれば、名刺交換の際に大きなインパクトで記憶に残るだけでなく、ビジネス上の課題の解決にも導くことが可能です。

デザイン事例:日本一の笑顔の名刺

なぜなら初対面で自分に対する印象は9割決まるとも言われているからです。表情・声・話し方・仕草・話題、重要ですね。自然に表現できているでしょうか。なおかつビジネスパーソンであれば自分の会社・サービス・商品をできるだけ好印象で興味深く伝えなければなりません。しかも時間も限られています。

少ないチャンスをものにしていくことが成功へのステップ

自分の初対面の印象をプロデュースすることはいかに難しいか。顔や名前が売れていたり、大きな企業ならネームバリューもありますがほとんどの方は「まだ誰にも知られていない会社であり個人」です。
出会いも決して無尽蔵ではなく自らつかみにいったチャンスを逃したくはないですよね。初対面で失敗したら二度と会うことはないかもしれませんし、その方とつながるはずだったビジネスの種をみすみす逃していた、なんてことがこれまでに起こらなかったと言えるでしょうか。

もし、その時あなたの名刺がインパクトある名刺だったら。

間に合わせで作ったどこにでもある平凡な名刺を持ち続けていることこそが飛躍できない一つの理由なのだとしたら。

数少ないチャンスをものにする高い意識と向上心があれば、初対面を何気なく過ごしはしないでしょう。そこにこそ未来がつまっていると分かっているからです。

あなたはこれまでに名刺を差し出して驚かれたり感動されたりしたことはありますか?

出すときにワクワクして早く見せたくなる名刺だったり、デザインをどれだけこだわったかそれがビジネスとどうつながっているのか嬉々として話されたことはありますか?

新しい出会いを平凡なまま過ごすのか、ワクワクするものに変えるのか。名刺のデザインを変えるだけで変化が訪れるのだとしたらあなたはどうされたいですか?

 

シンプルなデザインでインパクトを。
ユニークな名刺で記憶に残るマジマジ。

 

デザイン事例:日本一の笑顔の名刺

企業は組織をよくするために様々な目標を立てます。
例えば、「売り上げ150%UP!」「歩留まり10%改善!」「残業をもっと減らそう!」「社員旅行で海外旅行へ行こう!」などなど。

今回、弊社で名刺デザインをお手伝いさせていただいた豊産業様は一風変わった目標を立てられていました。

それは、

「日本一の“笑顔であいさつ”を実践します!」

というものでした。

豊産業さんは兵庫県でダイカスト金型の設計・製造からダイカスト製品の量産まで一貫して行う創業55年の歴史ある製造メーカーです。取引先はほとんどが大手の上場企業で、日本のものづくりを高い技術力で支えてきました。

何事にも明るく前向きなI社長から相談を受けた時、豊産業さんにはある課題があったそうです。それは、

「社員一人ひとりが輝ききっていない」

というもので、当時、社内の風土改革に着手したばかりでした。

ものづくりの会社さんなので、実直だが従業員同士コミュニケーションが活発、というわけでは決してなく、やや風通しの悪さを感じておられました。
創業社長の「素晴らしいものづくりで、社員一人ひとりを豊かにしたい」という思いを引き継ぎ、新たな豊産業らしい「豊かさ」を追求しようと、改革を推進されていました。

社員もお客様も会社も幸せにする…! 並々ならぬ決意で、しかし決して強制はせず、ジワジワと進めておられました。
※ちなみに、この改革手法が、非常にビジョナリーかつ実務的でして、興味のある方はぜひ豊産業さんの工場見学へ行ってみてください。かなり勉強になります。

その時のスローガンであり社内目標が「日本一の“笑顔であいさつ”を実践します!」だったのです。

そこで弊社がご提案させていただいた名刺がコレです。

 

大きく配置された笑顔のお口マーク。
“笑顔の型”というテーマでデザインさせていただきました。

この名刺は実は透明なカードでして、

名刺の透明部分を口元に合わせると、スローガンの「笑顔」を誰でも再現できます。 あとは、あいさつをすればどんな取引先の前でもぶれることなくスローガンで突き抜けられます。
日本一の笑顔を「型」にするとどうなるだろう。それを、皆で大真面目に考えたらこうなったとも言うべき 技術者らしい無骨さと実直さが垣間見える唯一無二のデザインです。

名刺の完成直後、台湾へ商談へ行かれた時、早速使用されたところ大ウケだったと喜んでおられました。国境を超えどんな相手でも名刺一つで笑いあえるなんて素晴らしいですね^^

実はこの笑顔マーク、名刺だけにとどまらず、会社の一大イベントである経営発表会において、各部署ごとになんと16個ものバリエーションで登場。各部署の方針プレゼンと一緒に発表されしました。

それがコチラ。

 

※それぞれに意味があるシンボルです。気になる方はお問い合わせください。

ありがたいことにこれを機に、社員の方々にも大変気に入っていただき、

至る所で、使っていただけるようになりました(笑)。もう笑顔があふれて仕方がないですね^^素敵な会社感がじわじわ伝わってきます。

無論、社長はじめ従業員の皆様のひたむきな努力と改革精神があってこそですが、名刺のデザインがこんなにも会社の風土を変えていく一つの要素・きっかけになったかと思うと本当に感動しました。

まさしく日本一の“笑顔であいさつ”を実践されています。

豊産業様は今後ますます発展活躍されるのは間違いないですね!

シンプルなデザインでインパクトを。
ユニークな名刺で記憶に残るマジマジ。

 

かっこいい名刺にしたくない理由

決してかっこいい名刺がイヤというわけではないんです。

そして私たちのデザインがかっこ悪いのでは?という誤解を解きつつ、、、

ユニークであることを重視すれば、必ずしも、かっこいい、おしゃれ、といった価値は重要ではない、と申し上げなければなりません。

ユニークである、とは個性的であるということ。

ポジショニング、差別化、USP、ランチェスター、と、とかくマーケティング領域においてはユニークさというのは重要視されています。個性というのはビジネスにおいて非常に重要なものなのです。

ユニークでかっこいい名刺がベストなわけですが、
これは意外に難しいアプローチです。

なぜなら、

名刺はプロダクトと営業、2つの側面を持っているからです。

プロダクトデザインは弊社でもやっておりますが、シンプルさが評価に直結します。その動作や機能を引き起こすに足るミニマムなデザインは美しいからです。それを見つけ表現するのがデザインの見せ場です。

対して営業はユニークさが成果に直結します。
名刺という「情報を掲載し相手に伝える」という機能だけ(無論他にもありますが)を考えればそのプロダクトデザイン性に深みや必然性を持たらすアプローチは非常に限られます。下手したら無個性とも捉えられかねません。

つまり名刺をユニークにしようと思えばある意味余計な機能や表現をつけざるを得なくなり、シンプルなかっこいいデザインとは遠ざかってしまうわけです。

でも名刺は営業の重要なツールです。

最初に相手にアプローチする販促方法です。

いかにしてこのチャンスをものにするのか!

ということに注力することが必要ではないでしょうか?

というわけでマジマジというユニークな名刺でインパクトを残すことをコンセプトにした名刺デザインサービスは、

「かっこよさも大事だけれどユニークさはもっと大事!」

を肝に命じて名刺デザインをおこなっております。

 

シンプルなデザインでインパクトを。
ユニークな名刺で記憶に残るマジマジ。

 

紙の持つ力

グラフィックデザインの仕事をさせていただくとよく感じるのが、「紙」の持つ力です。

例えば校正。

印刷物のデザインは、パソコンでレイアウトしていきます。

画面上で、よーく見直して修正も終わって、

よし校了!とプリントしてみると、

なぜか画面では見つからなかった間違いやミスが、ポロポロポロポロ見つかる事がよくあります。

不思議だなぁと思って調べてみますと、光の反射の違いが関係しているそうです。

以下引用抜粋

人間の目は光によって物質の色や存在を認識します。

紙に書かれた文字を認識する光は反射光と言います。

反射光で文字を読むとき、私たちの脳は「分析モード」になり、心理的モードは「批判モード」に切り替わるそう。したがって、ミスを見つけやすいんだそうです。

これに対し、透過光とは、モニター画面から発せられる光線が、私たちの目に映像として入ってくるものをいいます。この場合、私たちの脳は自動的に「パターン認識モード」心理的には「くつろぎモード」に切り替わります。

パターン認識モードとは、細かい部分は多少無視して、全体的なパターンや流れを追うような読み取り方をいいます。何となく全体の流れを追うだけになってしまい、細部にあまり注意を向けることはできません。したがって、ミスを見逃してしまうということになります。

引用:世界のしくみが見える「メディア論」―有馬哲夫教授の早大講義録 (宝島社新書 252)

 

なかなか興味深い考察ですね。

それ以外にも紙の実体としての存在感も五感に訴えかける何かがある気がします。

こんな発言記事をネット見かけたことがあります。

近い未来、インターネットであらゆるやりとりが普通になると、紙の印刷物が逆にすごいって思われるようになるかも。

小さなスペースに情報をまとめたり、それをリアルな空間で表現していることのシンプルさが逆に価値になるという主張です。テクノロジーの発展は、五感に訴えることをロボットやITで拡張しようとしています。それくらい感覚というのが人間にとって重要だということに他なりません。

名刺は必ず人の手から手にわたるものです。

元々は「初対面で自分の情報を相手に伝える」「人脈となり、これ以降相手に連絡しても良い」という価値でした。

SNSや名刺をスキャンしてつながるサービスなどが普及することで上記2つの価値はネット上に拡張されました。では現実世界の名刺は必要ないのでしょうか?

個人的にはそんなことはない、と思えてなりません。

便利さやツールは、リアルに体感することで時に想像以上の価値を我々にもたらすように進化します。

防寒着が装飾品に進化したように。食事がコミュニケーションの場へ進化したように。

ツールとしての価値をクローズアップされたことで逆に浮き彫りになるリアルな名刺の価値。私たちがデザインしたいリアリティは、それを表現することに他ならないのだと思います。

シンプルなデザインでインパクトを。
ユニークな名刺で記憶に残るマジマジ。